三十代を過ぎた頃から生え際の後退が気になり始め意を決してAGAクリニックの門を叩きました。医師の診断は典型的な男性型脱毛症。処方された内服薬を飲み始めたことでひとまず安心しましたがカウンセリングの際に「薬だけに頼らず食生活も見直すと効果が上がりますよ」と言われたことがずっと心に残っていました。当時の私の食事はひどいもので朝は菓子パン昼はラーメンか牛丼夜はコンビニ弁当とビールという生活が当たり前。野菜を食べるのはラーメンのトッピングのもやしくらいで典型的な栄養失調状態だったと思います。このままではいけないと思い治療開始を機に本気で食事と向き合うことにしました。まず始めたのは自炊です。いきなり完璧な栄養バランスを目指すのは無理だと思ったのでまずは夕食だけでも自分で作ることにしました。メニューはシンプルに焼き魚や鶏胸肉のグリルに納豆や豆腐をプラスしそれに具沢山の味噌汁とサラダを添えるというものです。最初は面倒でしたが慣れてくると食材の色合いを考えたり新しいレシピに挑戦したりするのが楽しくなってきました。コンビニに行く習慣もやめお酒は週末だけと決めました。食事を変えて最初に感じた変化は体調の良さでした。朝の目覚めがすっきりし日中の倦怠感が減りました。そして一ヶ月ほど経った頃頭皮のベタつきが明らかに改善されていることに気づきました。以前は夕方になると前髪が脂で束になっていましたがそれがなくなったのです。髪への直接的な変化を感じ始めたのは三ヶ月を過ぎた頃です。薬の効果も相まって抜け毛が減り洗髪時の手触りが変わってきました。一本一本がしっかりしてきたというか根元にハリが出てきたような感覚です。もちろん食事だけでAGAが治ったわけではありません。薬物治療が主軸であることは間違いありませんが食事改善が治療効果を力強く後押ししてくれたことは確かだと実感しています。髪は体の一部であり健康な体なくして健康な髪は育たない。このシンプルな真理を身をもって体験した出来事でした。
AGA治療と並行した食事改善体験